金属アレルギー、怖いですね。お悩みの方も多いかと思います。

この金属アレルギーは汗などで溶け出し体内に入った金属を
「排除すべき異物」とみなして、免疫が異常反応を起こしている状態です。
ピアスをきっかけにアレルギーを発症することも多いそうです。
金属アレルギー対策のために、金やチタン、
サージカル（医療用）ステンレス製ポストのピアスが広く販売されています。

しかし、これらのアレルギーを起こしにくいとされている
金属製のポストでも、アレルギーを起こす場合があるそうです。
困ったことにアレルギーの原因となっている金属が、
合金として金属中に含まれている場合にも
アレルギーは起きてしまいます。

例えば、気軽に本物の金の輝きを楽しめるということで人気の、
14KGF（14金ゴールドフィルド）も合金です。
もし「金が使われているからアレルギー対策になる」と
お考えの方がいらっしゃいましたら、ご注意が必要です。
金は本来、柔らかい金属です。他の金属を混ぜることで、
アクセサリーとして扱いやすい堅い金属になります。

14Kとは、金の純度を表す言葉で、
金がその製品に14/24（約60％）含まれていることを表しています
（ちなみに純金は24Kと表します）。
残りは他の金属ということになりますが、
何の金属との合金で14Kとなっているのかまでは
分からないことが多いのです。
あなたにとってアレルギーの原因となる金属が、
そこに含まれている可能性もあります。
何を混ぜても金が決められた量で含まれていれば14Kです。

つまり金属素材である限り、
アレルギー反応を起こさないとは断言できないのです。
（ちなみに。。。上記の例では、金100％であれば絶対に
アレルギーを起こさないと断言することも実はできません。
医療分野をはじめ科学的な話としては、
誰であっても完全にアレルギーを起こさないことが
科学的に断定されない限り、そのようにはいいません）


このことから、より安心してお使いいただける材質を探しました。
またせっかくお気に召していただいた商品を長くご愛用いただけますよう、
耐久性につきましても材質選びの重点といたしました。

非金属素材のピアスといえば、樹脂製が一般的かと思います。
しかし樹脂製は耐久性や安全性、衛生的な面において
問題があることが分かりました。
このため当店では、樹脂製ピアスポストの採用を見送りました。

樹脂製ですので長期にわたるご使用に耐えられず、
ポスト表面のわずかな傷に雑菌が繁殖する恐れがあること
（これらの問題はポスト部分を定期的に交換をすると
解消されますが、お客様にご面倒をおかけすることになります。。。）、
また表面が滑らかでないためにピアスホールを
傷つける可能性があることなどが理由です。


これらの多くの問題点をクリアできる素材として
当店がお選びしたものが「セラミックピアス」です。

セラミック（セラミックス）は簡単に説明すると、「陶磁器」です。
ですので、セラミックピアスは
「陶磁器で作られたピアス」ということになります。

セラミックは金属成分がほとんど含まれていないため、
アレルギーを起こす可能性が極めて低い素材です。
人工関節の材料として医療分野で用いられるほど、
人体に対する安全性が高いものとなっております。

耐久性の面でも優れています。
金属製は場合によってはさびが発生することもありますし
（基本的に当店のアクセサリー類は
さびが発生しやすい環境での保管はお避けください。。。！）、
樹脂製は前述の通り劣化が進みやすいです。

セラミックは表面が滑らかで、
堅く傷がつきにくい材質ですので、清潔さも保ちやすいです。

また金属よりも軽いために
ピアスホールへの負担も小さくすることができます。

ただし材質の性質上、強い衝撃を受けると
割れてしまう恐れがありますので、その点はご注意いただきたく思います。
破損した場合はご使用をおやめの上、
ご連絡くださいますようお願いします。
有料となりますが、ピアスパーツを交換させていただきます。

商品カテゴリー：イヤリング／ピアス