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◆ウランガラス◆
ウランガラスはガラスに着色材として、
ごく少量のウランを加えたものです。
この着色剤の性質によって紫外線(UV)をあてると、
まばゆい緑色の蛍光を発する特徴があります。
自然光(太陽光)や蛍光灯の光にも紫外線が含まれているため、
うっすらと蛍光がわかることがあります。
もちろんブラックライト(紫外線ランプ)の光を当てると
はっきりご覧いただけます。
ブラックライトをお持ちの方は一度試してみると面白いですよ!
青色LEDでも反応するようです。
ところで、お読みいただいている方の中には、
「ウランということは、放射線を出していて危険なんじゃないか」と
お考えの方もいらっしゃるかも知れません。
もちろん、ウランガラスに含まれるウランも放射線を発しています。
しかし、ウランガラスに含まれるウランは
ガラスの重量に対して0.1%~1%とごく少量です。
特に、当サイトのようにアクセサリーの材料として
ウランガラスのビーズを使う場合を考えてみます。
ガラスビーズは1粒1粒がとても小さく軽い上に、
基本的にそれほど大量な個数で使われることがありません。
それに伴ってウランの総量も大変少なくなります。
ウランガラスが盛んに作られたのは、
第二次世界大戦が始まる頃までの100年ほどです。
時代を経て、ウランが危険だからというよりも、
主な利用法自体が変わったため、
現在ではウランガラスを見かけることはほとんどありません。
◇ ◇ ◇
ここからは、当サイトで多く使っている、
黄色のウランガラスについての話をもう少しだけ続けます。
もともとウランガラスには、透明の薄い黄色が多く、
その色から「ワセリンガラス」と呼ばれることもあります。
ガラスビーズとしては「ジョンキル(色)」と
呼んだ方がピンとくる方も多いでしょう。
黄色を出す着色剤の一つとして、
ウランが使われることがあるようです。
「ほかにも黄色を出す着色剤があるなら、
わざわざウランを選ぶ必要なんてないじゃない」と
言われてしまいそうですが、
ウランガラスの黄色は、ほかの黄色とは一味違います。
晴れの日の明るい窓辺や、
蛍光灯を使ったデスクライトなどのそばで
黄色のウランガラスを眺めると、
もとの淡い黄色にかすかな緑が加わって
とてもさわやかなレモンイエローになるのです。
絵の具12色セットの色で、
「実は黄色よりレモン色の方がが好きだった」
という人はいらっしゃいませんか?
そんな方はきっと、ウランガラスの黄色が好きになるはずです。
きれいですよ^^
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